LAジャズ・シーンの気鋭の集団カタリストをフューチャー
トライブ・コールド・クエストのDJとして活躍したアリ・シャヒード・ムハマド(Ali Shaheed Muhammad)と、プロデューサーのエイドリアン・ヤング(Adrian Younge)。
その二人がジャズ〜レア・グルーヴの大御所とコラボして注目を集めているシリーズ『JAZZ IS DEAD』は、いま第2章が進行中で、その2作目がこの間出たばかりだが、早くも3作目がリリース。
今回登場するのは、LAジャズ・シーンの台風の目として注目を集めているジャズ・コレクティヴ、カタリスト。
メンバーそれぞれがケンドリック・ラマー、マック・ミラー、アンダーソン・パック、ビヨンセなどの裏方として活躍している腕利き揃いで、結成は2014年。
これまでレジェンドを中心にフューチャーしてきた『JAZZ IS DEAD』で、こうした新しい世代が登場するのは今回が初となる。
ジャズから、ヒップホップ、ネオソウル、ダンス・ミュージックをシームレスに行き来する音像は、いかにもイマドキ感があり、クールでスリリング。
決して派手に弾けるのではなく、どこか思索的な佇まいを見せるところは、サンダーキャットあたりに近い印象もある。
<了>
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