
1. DANCE TO THE MUSIC / SLY & THE FAMILY STONE '68
2. LIFE / SLY & THE FAMILY STONE '68
3. M'LADY / SLY & THE FAMILY STONE '68
4. EVERYDAY PEOPLE / SLY & THE FAMILY STONE '68
5. SING A SIMPLE SONG / SLY & THE FAMILY STONE '69
6. STAND! / SLY & THE FAMILY STONE '69
7. I WANT TO TAKE YOU HIGHER / SLY & THE FAMILY STONE '69
8. HOT FUN IN THE SUMMERTIME / SLY & THE FAMILY STONE '69
9. THANK YOU FALETTINME BE MICE ELF AGIN /SLY & THE FAMILY STONE '70
10. EVERYBODY IS A STAR / SLY & THE FAMILY STONE '70
11. FAMILY AFFAIR / SLY & THE FAMILY STONE '71
12. IF YOU WANT ME TO STAY / SLY & THE FAMILY STONE
番組の方は先週、ブライアン・ウィルソンの追悼特集やりました。
今日、前倒しなので、反応がまだ分かりませんけれども、今日もそういう追悼プログラムになります。
今日はスライ・ストーン。
スライ&ザ・ファミリー・ストーンのリーダーであります。
本名シルヴェスター・スチュワートさん。
60年代から70年代にかけての、いわゆるソウル、R&B、ファンクの本当に真に偉大な一人であります。
82歳ですので、大往生でありますけれど。
でも本当に、いろいろな、頂点に行ってどん底まで落ちてみたいな、そういう過烈な人生を生きた方であります。
だけど音楽は、とにかく素晴らしいものをたくさん残してくれました。
私もスライは死ぬほど聴きましたので、本当に残念でございますが。
スライ&ザ・ファミリー・ストーンの、名曲をですね、今日もノンストップでお聴きいただきます。
今日お聴きいただくノンストップは、ほとんどがシングル・ヒット。
ほぼ全てシングル盤で、シングルカットされて、チャートインしたものであります。
一世を風靡したサウンドでございます。
堪能していただきたいと思います。
スライ・ストーン、本名シルヴェスター・スチュワート、
テキサスで生まれまして、音楽一家のファミリーです。
サンフランシスコに移住しまして、グループを作ったり、それからDJ、プロデューサー。ヒットソングをたくさんプロデュースしまして。
で、このスライ&ザ・ファミリー・ストーン結成して、幾多のヒット曲を。
時あたかも公民権運動の後で、マーティン・ルーサー・キングが暗殺されまして、ベトナム戦争まっただ中。
そんな中でですね、このスライ&ザ・ファミリー・ストーンというグループは男女混成、それから白人黒人混成、そういう意味では非常にこう、ユニティっていいましょうか、団結の象徴みたいな調和の取れた音楽といいましょうか。
一見過激に見えるんですけども歌ってることは、そうした、みんなでこう調和を守ろうという、そういうような歌がたくさんあります
まずは1968年セカンドアルバムから、ようやくヒットが出始めます。「Dance To The Music」全米8位。
DANCE TO THE MUSIC / SLY & THE FAMILY STONE
3枚目のアルバム「Life」からタイトルソングの「Life」。
68年の全米93位というスマッシュヒット。
「You don’t have to die before you live~生きる前に死ぬことはない」、これが有名なフレーズになりました。
LIFE / SLY & THE FAMILY STONE
同じくアルバム「Life」から「M’Lady」という、これは「Life」のシングルのカップリング。
M'LADY / SLY & THE FAMILY STONE
で、その次のアルバムが「Stand!」で、これが、大ヒットアルバムになります。私も死ぬほど聴きましたが。
ここからのファーストシングルが全米ナンバーワン、1968年のミリオンセラーになりました「Everyday People」。
「Different strokes for different folks」人は千差万別だという、そういうような内容の歌です。
EVERYDAY PEOPLE / SLY & THE FAMILY STONE
続きまして、同じくアルバム「Stand!」から「Sing A Simple Song」という、僕の大好きな曲ですが、69年のヒットソング。
SING A SIMPLE SONG / SLY & THE FAMILY STONE
それに続きまして、これも有名なメッセージソングで「Stand! 」。
立ち上がれという、全米22位の69年のヒットソング。
STAND! / SLY & THE FAMILY STONE
で、この頃に行われましたウッドストックフェスティバルが映画化されまして、ここの一番メインのところで登場したのがスライ&ザ・ファミリー・ストーンで。
この時に歌われました「I Want To Take You Higher 」、これは、時代の代表作になりました。
69年にシングルカットされました。
I WANT TO TAKE YOU HIGHER / SLY & THE FAMILY STONE
69年全米2位の、これも大ヒットソングですが、「Hot Fun In The Summertime」。
HOT FUN IN THE SUMMERTIME / SLY & THE FAMILY STONE
これに続きましてシングルカットされましたのが、1970年、全米ナンバーワン、ミリオンセラーの「Thank You(Falettinme Be Mice Elf Agin)」。
日本でもとても流行りました。
THANK YOU FALETTINME BE MICE ELF AGIN /SLY & THE FAMILY STONE
このシングルのカップリングで出ましたのが「Everybody Is A Star」という1曲で、これもいい曲であります。
EVERYBODY IS A STAR / SLY & THE FAMILY STONE
で、この頃から、いろいろと問題が出てきましてですね。
売れてビッグネームになったことによって起こる、アメリカ芸能界の地獄といいましょうか。
ドラッグ問題、メンバーの不和、それから、こうしたメッセージ性の強いグループでしたので、当時の黒人過激派からの恫喝といいましょうか、白人のメンバーを追い出せというような、そういうような恫喝みたいなのがありまして。
スライが、もう精神的に病んでいくという。
それでも音楽的には素晴らしいものをたくさん作っています。
アルバム「There's A Riot Going On」からのシングルカットで全米ナンバーワン、ミリオンセラー。
でも、実質的にはほとんど一人で演奏してるっていう1971年の「Family Affair」。
いわゆるそのリズムボックスを導入した一番最初期の作品であります。
もう死ぬほど聴きました(笑)。
FAMILY AFFAIR / SLY & THE FAMILY STONE
で、だんだんと低迷期に入りますが、素晴らしい作品が何曲もあります。
その中の一曲1973年、これは全米12位ですけれどもミリオンセラーになりました「If You Want Me To Say」。
後から知りましたけど、この頃にはメンバーのラリー・グラハムとか、グレッグ・エリコとかリズムセッションが抜けてるんですけども、違うベースとドラムでもちゃんとした演奏になるというですね。
でも、まあ、スライ&ザ・ファミリー・ストーンは、とにかくラリー・グラハムのベースとグレッグ・エリコのドラム、もう本当にこれが芯であります。
73年の「イフ・ユー・ウォント・ミー・トゥ・ステイ(If You Want Me To Say)」。
IF YOU WANT ME TO STAY / SLY & THE FAMILY STONE
以上全12曲、お聴きをいただきました。
時代を超えたサウンドであります。
今日は追悼特集ですのでノンストップ・スライでお届けしました。
ご清聴ありがとうございました。