おとのほそみち

行きかふ歌も又旅人也

「カリブの熱い夜」を見ていたら何故か西城秀樹さんにたどりついた


DVDを整理していたら「カリブの熱い夜」が出てきたので、久しぶりに見た。

テイラー・ハックフォード監督が、ヒット作「愛と青春の旅だち」の次に撮った作品で、1984年のアメリカ映画。

主な出演は、ジェフ・ブリッジス、レイチェル・ウォード、ジェームズ・ウッズ。

カリブの熱い夜 [DVD]

カリブの熱い夜 [DVD]

  • 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
  • 発売日: 2016/08/02
  • メディア: DVD

 

元はフットボールの花形選手だった男が、肩の故障のために失業。

カネのためにある女を追跡する仕事を、ナイトクラブのオーナーから引き受ける。

ターゲットは上流社会から逃避した社交界の花。

カリブ海で出会った2人は本来の立場を忘れ恋仲になる。

しかし女はオーナーが送り込んだ男を撃ち殺し、黙って姿を消してしまう。

彼女が向かった先は.....というお話。


前半は話があまり動かずややダレるが、後半の展開はなかなかおもしろい。

決して傑作というわけではないが、サスペンスとロマンスがほどよく散りばめられていて、適度にワクワクできる軽量級娯楽映画の見本のような仕上がりだ。


で、音楽がいい。

ぶっちゃけ、映画より主題歌の「見つめて欲しい」の方が有名だろう。

全米シングルチャート1位。世界的な大ヒットになり、日本でも当時ラジオでかかりまくっていたことを思い出す。


歌うイニエスタ。

ではない。フィル・コリンズである。

知らない人のために書いておくと、この人はもともとは技巧派のドラマーである。

それがこれだけの詞と曲が書けて歌える。たいした才能だ。

スポンサーリンク

 


この映画は、フィル・コリンズ以外の楽曲もよくて、ラリー・カールトン、スティービー・ニックス、ピーター・ガブリエルと、なかなか豪華な顔ぶれ。

カリブの熱い夜(アゲインスト・オール・オッズ) <OST1000>

カリブの熱い夜(アゲインスト・オール・オッズ)

  • アーティスト: オリジナル・サウンドトラック
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2014/06/11
  • メディア: CD

 

そこにキッド・クレオール&ザ・ココナッツも名を連ねている。

キッド・クレオールことオーガスト・ダーネルと3人の女性によるユニットで、80年代を中心に活躍した。

このファッションというか佇まいが、カールスモーキー石井と米米CLUBに多大な影響を与えたのは、当時のポップスファンにはよく知られた話だ。

f:id:bakoji:20190731230827j:plain

キッド・クレオール&ザ・ココナッツというのは不思議な存在で、キャラ立ちしているせいか知名度は高いのだが、ヒット曲は全然ないのだ。

10枚以上のアルバムを出しているが、100位以内に入ったものすらない。

シングルも100位以内に入ったのが1枚だけ、という実績なのだ。

そのなかで最も知られているのが、「カリブの熱い夜」に収められた「マイ・メイル・キュリオシティ」だろう。

スポンサーリンク

 

 

これ、誰か日本人がカバーしてなかったっけ、とウロ覚えのまま調べたら、西城秀樹さんだった。

ライブアルバム『JUST RUN '84 HIDEKI』に収められている。

まったく、秀樹さんの洋楽の間口の広さには、驚かされる。

キッド・クレオールの作品の中では有名ではあるが、アメリカでも日本でもぜんぜんヒットはしていない。

よく取り上げたものだと思う。

しかし、こういうラテン系の曲は、秀樹さんによく合っているなあ。オリジナルより歌うまいし。


ちなみにこの曲に続くのは「ドント・ストップ・ザット・クレイジー・リズム」ですよ、モダン・ロマンスの。

いったいどれだけの人が覚えているだろう、モダン・ロマンス。

いまこの名前を書くと、どこか恥ずかしいな、モダン・ロマンス。

調べてみたら全英4位なので、ヒット作ではあるけれど、日本で流行ってたかなあ。

機会があれば、また調べて書いてみたい。

 

<了>