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【JAZZ新譜】ジャズシーンの最前線に立つトランペッターの“ヒップ・ホップ・ジャズ” Blk2Life || A Future Past / Theo Croker(2021)

 

 

トランぺッター、コンポーザー、プロデューサーとしてジャズシーンの最先端を牽引するTheo Croker(シオ・クローカー)のニュー・アルバム。

フルアルバムとして6枚目。
前作『Star People Nation』が、2019年度グラミー賞<ベスト・コンテンポラリー・インストゥルメンタル・アルバム>にノミネートされるなど、着実にキャリアを重ねてきているが、日本での人気、知名度はいまひとつ。

だけど、ちゃんと日本盤がリリースされるんだからSONYはえらい。

 

リリース元からの解説文は以下のとおり。

変貌しながら進化する新世代JAZZシーンのファーストコール・トランぺッターのシオ・クローカーがコロナ禍に完成させたニュー・アルバム。
フル・アルバムとして2年ぶり、6枚目となる。
ジャズ界の精鋭として若くして注目されたシオはこれまで様々なアーティストたちと共演し、Jコール『 4 Your Eyez Only』やコモン 『Black America Again』(2016)にも参加している。
2019年度グラミー賞では前作『Star People Nation』が<ベスト・コンテンポラリー・インストゥルメンタル・アルバム>にノミネートされた。
アリ・レノックス、シャーロット・ドス・サントス、カッサ・オーヴァーオール、ワイクリフ・ジョン、ゲイリー・バーツ等多彩なゲストが参加した本作は普遍的な起源をもつブラックネスを讃え未来に放つ現代のオラトリオなのだという。
独創的なジャケット・アートワークは“レコジャケ絵師”として世界的知られる青山トキオ氏が手がけている。シオ・クローカーの音楽の魔法(ソニック・マジック)が宇宙に放たれる!

 

「普遍的な起源をもつブラックネスを讃え未来に放つ現代のオラトリオ」て、なんだか凄そうだが、具体的にどんなのかは、よくわからないな.....

ものすごく大雑把に紹介すると、このアルバムは“極めてヒップホップ色の強いジャズ”ということだ。

これまでの彼の作品の中では、いちばんポップだし、ヴォーカル入りの曲も複数あるし、ヒップホップ作品として聴いても、そう違和感はない。

それはロバート・グラスパーら、他の次世代ジャズの担い手の作品にも共通することだ。

ある海外のジャズメディアのレビューに、このアルバムを指して
“ニューエイジのジャズとフックのあるコンテンポラリーR&B、その架け橋となるジャズビルダーとしての評判を確固たるものにした”
とあったけれど、なるほどその通りだと思う。

 


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