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【JAZZ新譜】ソロにアンサンブルに歌モノに才気あふれる快作 Free Falls / Taylor Eigsti (2021)

ツリー・フォールズ / テイラー・アイグスティ 

Tree Falls

Tree Falls

  • GSI Records
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前作『Daylight Midnight』から何と11年ぶりという、テイラー・アイグスティの新作。

この人の即興には、他のピアニストにはない閃きがあって、息を呑むことがしばしばなのだが、本作ではその魅力を放ちつつ、様々な世界観の楽曲を絵巻物というかミュージカルのように展開した印象。

弦まで含めたラージアンサンブルのような「Sparky」は、楽器の現れ方、重なり方、加速の仕方が、むちゃカッコいいし、情感豊かなピアノソロの「Rainbows」もいい。

歌モノも多くて、ベッカ・スティーブンス、グレッチェン・パーラト、ケイシー・エイブラムスが参加。

10年以上あたためていたせいかどうかは解らないが、創意、才気が随所にあふれまくっている。

次作は、もうちょっと短いインターバルで、ぜひ。

 


Taylor Eigsti – piano, keyboards
Becca Stevens – vocal, charango
Casey Abrams – vocal
Gretchen Parlato – vocal
Charles Altura – guitar
David Ginyard – bass
Eric Harland – drums
Ben Wendel – sax, bassoon
Sam Sadigursky – flute, clarinet
Nathan Schram – viola
Emilie-Anne Gendron – violin
Hamilton Berry – cello

 

1. Sparky (feat. Ben Wendel)
2. Skylark
3. Hutcheonite
4. Play With Me (feat. Gretchen Parlato)
5. Tree Falls
6. Rainbows
7. Listen In (feat. Gretchen Parlato)
8. Accidentally (feat. Gretchen Parlato & Becca Stevens)
9. Bandwiches
10. Plane Over Kansas
11. Tree Fell
12. The DJ Situation

<了>

 

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