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【JAZZ新譜】Two Continents One Groove / T.S. Monk (2022)

トゥ・コネクション・ワン・グルーブ / T.S. モンク

Two Continents One Groove

Two Continents One Groove

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ハード・バップの王道を行くセクステットのライブ作

二世で成功を収めたジャズ・ミュージシャンって、さほど多くはないと思うが、その筆頭がこの人。

セロニアス・モンクの息子として生まれ、ドラマー、パーカッショニスト、作曲家として活躍してきたT.S.モンク。

70年代後半から80年代にかけてはR&Bを中心にやっていたが、90 年代にはジャズをメインとし1992 年にT.S.モンク・セクステットを結成。

テナーサックスのウィリー・ウィリアムス、ギターのデイヴ・ストライカーをはじめメンバーは辣腕ぞろいで。

本作は彼らにとって初のライブ作品。

マイルスの「Seven Steps To Heaven」からオリジナルまで、ゴリゴリのハードバップ調のナンバーを中心に、ヴィンテージなジャズ王道の好演がてんこ盛りだ。

アメリカではかなりの人気で、JAZZ WEEKでは最高位2位まで上がっている。

こういうオールドファッションドが好きな人は、今も多いのだなあと実感。

 


T.S. Monk (ds and per)
Helen Sung (p)
Willie Williams (ts)
Patience Higgins (as)
Josh Evans (tp)
Kenny Davis (b)
Dave Stryker (g)

1. Sierre
2. Brother Thelonius
3. Chessmen’s Delight
4. Seven Steps To Heaven
5. Ernie Washington
6. Nommo
7. Little Niles

<了>
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