フィル・スペクターの影響がとても色濃い1曲。
まさにウォール・オブ・サウンド。
それもそのはず、この曲はフィル・スペクター門下で仕事をしていたソングライター・コンビ、ピーター・アンダースとヴィニ・ポンシアによるもの。
つまり親分に追いつけ追い越せを狙ったであろう作品。
フィルの元からリリースして欲しかったようだが、フィルはこれを却下。
だが、フィルの師匠筋にあたる、ジェリー・リーバー&マイク・ストーラーというヒットメーカーのプロデューサー/ソングライター・コンビが、自分たちのレーベル(レッド・バード)から出すよう持ち掛け、実現した。
歌っているのはトレイド・ウィンズ(TRADE WINDS)
しかしその実態は曲を作ったピーター・アンダースとヴィニ・ポンシアであって、つまりは覆面のユニットだった。
1965年にリリースされ、全米32位のヒットになった。
美メロだし、コーラスもきれいなサーフミュージック。そりゃヒットするだろうと。
イギリスではデイヴ・エドモンズがカヴァー。
日本では山下達郎が、場所を東京にして、カヴァーしている。
<了>