オンエアされた曲に関する達郎氏のコメントを書き起こしています（一部要約あり）。インフォメーションやリスナーからのメッセージは割愛しています。
今回のオンエア曲は、CD等でリリースされてはいませんので、ネットに音源はありません。
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1. 2000トンの雨 (HOME KARAOKE) / 山下達郎 "おうちカラオケ"
2. ドーナツ・ソング (LIVE) / 山下達郎 "19/10/13 根室市総合文化会館"
3. ひととき (LIVE) / 山下達郎 "03/05/01 読売ホール"
4. SINCE I FELL FOR YOU (LIVE) / 山下達郎 "86/10/31 六本木 PIT-INN"
5. AMAPOLA (HOME ACAPPELLA) / 山下達郎 "おうちアカペラ"
6. I LOVE YOU PART II (HOME ACAPPELLA) / 山下達郎 "おうちアカペラ"
今日は2週間ぐらい前のパターンと同じで、色々ごった混ぜでお聴き頂きたいと思います。
ライブソースではありますけれども、ごた混ぜ。
『山下達郎ライブで棚からひとつかみ、色々編 part 2』
各々の週で、かけきれなかったやつを、残り物には福がある！
というわけで、（自粛）解除にはなりましたものの、まだ例えば単身赴任の方がですね、お家にお帰りになれないとか、学生の方がですね、実家にお帰りになれないとか。
そういうことが、たくさん私のこの番組にもメールでいただいております。
そういう中ですので、このライブソースでお届けする私のこのサンデーソングブック、もうちょっと続けていきたいかなと思っております。
本日もよろしくお付き合いのほどを。
2000トンの雨 (HOME KARAOKE) / 山下達郎 "おうちカラオケ"
まずは「2000トンの雨」。
今日は、お家カラオケバージョンでお聴きいただきました。
もともと1978年の私のアルバム『GO AHEAD!』に収録されておりましたけども、2003年に映画「恋愛写真」の主題歌に使われましてですね。
2003年にニューボーカルリミックスとしてシングルカットをしたという神をも恐れぬ仕儀(笑)
21世紀に復活させていただきました「2000トンの雨」。
これも、ライブでやったのは18年ぐらい前にピアノの弾き語りでやっただけでありまして、後はファンクラブの会員向けのライブでカラオケでやったことがあるぐらいで、まともにライブをやったことはございません。
「2000トンの雨」、もう42年も経ってしまいましたね。
リクエストいただきました「ドーナツ・ソング」。
ドーナツの日について調べましたら、毎年6月の第一金曜日がナショナル・ドーナツ・デー。アメリカ合衆国の記念日だそうです。
第一次世界大戦でドーナツを兵士に提供した救世軍のメンバーを記念して、救世軍が1938年から行なっている同名の募金イベントに由来するという。
この日にはアメリカ合衆国の多くのドーナツ店でドーナツが無料で配られるという。
おとといの話なので、それどころじゃないところもあるかもしれませんが、そんな日があるなんて不勉強でした。
なので「ドーナツ・ソング」をお聞きいただこうと思います。
「ドーナツ・ソング」は、昨年2019年のツアーで演奏しましたので、最新ライブをお聴きいただきます。
昨年生まれて初めて訪れました根室市。
根室市総合文化会館でのライブソースをお聴きいただきます。
初めてだったんですけども、とってもあったかいお客さんで、いいライブができました。
遅い台風が来てですね、どうなるかと思いましたけど、無事にライブもできました。
曲が始まる前の語りも合わせてお聞き頂きましょう。
ドーナツ・ソング (LIVE) / 山下達郎 "19/10/13 根室市総合文化会館"
いつものように間にいろいろ織り込んでこざいます。
大滝詠一さんの「ハンド・クラッピング・ルンバ」から始まりまして、「IKO IKO」ディキシー・カップスやドクター・ジョン、それからバディ・ホリーの「NOT FADE AWAY」、ジョニー・オーティスの「WILLIE AND THE HAND JIVE」。いろいろお聞きいただきました。
次は珍しいところで「ひととき」。
（おうちカラオケのリクエストが来ているが）
『MELODIES』もカラオケがないです。正確に申し上げますと『僕の中の少年』までカラオケを作ってないです。
シングルだけです。「GET BACK IN LOVE」とかそういうものは作ってありますけど。
『ARTISAN』から普通のやつもカラオケを作るようになりました。
先週か先々週に申し上げたとおり、カラオケを作っても使用するところがないので作らなかったという背景があります。あらかじめご了承ください。
「ひととき」はですね、ホールツアーでは、いままで『Melodies』の発売された時の1983年に1回。
それから『Melodies』30周年だった2013年に１回しかホールでやっておりません。
また、難波君、伊藤広規、私の3人ライブで１回やったことがあります。
今日はそっちのほうがレアなので、そっちをお聴き頂きましょう。
2003年5月11日東京よみうりホール。
サンデーソングブックの10周年記念のイベントでですね、ファンクラブの10周年と合わせて全国を3人でまわった時のライブソースです。
ひととき (LIVE) / 山下達郎 "03/05/01 読売ホール"
お次は、ずっとこれかけようと思ってたんですけど、なかなか時間が足りなくてチャンスがなくて、かけられませんでしたけども、ようやくチャンスが巡って参りました。
昔はよくいろんな人とセッションをしました。
特に80年代は、そういうものは頻繁にございましたけれども。
1986年の10月31日に、村上ポンタさんのセッションというのを、今はなき六本木ピット・インで行いました。
村上ポンタさんのドラム、高水健司さん（大仏さん）のベース、野力奏一さんのピアノ、松木恒秀さんのギターというラインナップ。
それで私がゲストでボーカルと呼ばれてですね、行ったんですけれども、その日、六本木ピット・インのビルが、ビルごと停電しましてですね、夜になって8時近くになっても、電源が全く復旧しないんです。
まあ懐中電灯の大きいのをいくつか買ってきてですね、それを客席に当てて、停電の中ですね照らしていたんですけれども。
ちょうどその日は、大仏さんが仕事でウッドベースを持っておりまして、あとは松木さんも仕事の帰りでアコースティックギターを持っておりまして。
じゃぁアコースティックピアノと生ドラムがあるので、PAとかですね、それもなくてもやれるんじゃないかって。ピット・インですからですね。
かくして全くのアンプラグドセッションが始まりまして。
それを、たまたま客席からラジカセで撮った録音っていうのが残っております。
ちょっと頭が欠けてたりですね、途中で客の歓声が入ったりするんですけれども。
本当に、あの、ヘッドホンでお聴きいただくと、本当にそこの場所でライブを聴いてるような空間構成になっておりますので(笑)
ライブハウスのですね雰囲気を味わっていただけるのじゃないかと思って、持って参りました。
曲は、私、難波君と伊藤広規でよくやっております、古いブルースナンバーで「Since I Fell For You 」という曲があるんですけれども。バディ・ジョンソンという人が書いた有名な曲ですけど、これをそのセッションのために持っていってやっております。
ノーマイク、ノーPAでの1986年10月31日六本木ピット・インでの「Since I Fell For You」
SINCE I FELL FOR YOU (LIVE) / 山下達郎 "86/10/31 六本木 PIT-INN"
村上ポンタさんのドラム、高水健司さんのベース、野力奏一さんのピアノ、んで松木恒秀さんのギター、
サックスがですね、たぶん渕野繁雄さんという記憶がありますが、清水靖晃さんかもしれません。
あとハーモニカの人も一人いるんですけど、それは僕全く初めて、初対面の方だったので名前を存じ上げませんのでですね。そんな感じでございます。
今日の最後もおうちアカペラでお別れしたいと思います。
相変わらずもう一人一曲みたいな世界です。
今日はだから自分がやりたいやつ。
「AMAPOLA」。
1986年の『ON THE STREET CORNER 2』に入っております。
あの時代、セルジオ・レオーネの『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』、私その映画が本当に好きで、それの重要なシーンで出ております「AMAPOLA」。
いろんな人がやっておりますが、その英語版をひとりアカペラで作りました。
「AMAPOLA」は私、ライヴでもよくやっておりますが、メドレーでやっております。
その次に「I LOVE YOU」。アルバム『BIG WAVE』に入っている「I LOVE YOU」ですね。
「I LOVE YOU」にアラン・オデイが歌詞をつけてくれた「I LOVE YOU PART II」を、いつも「AMAPOLA」と一緒にやっております。そちらもついでに。
それでは「アマポーラ」と「I LOVE YOU PART II」
メドレーでおうちアカペラ、どうぞ。
本日もご清聴ありがとうございました。
AMAPOLA (HOME ACAPPELLA) / 山下達郎 "おうちアカペラ"
I LOVE YOU PART II (HOME ACAPPELLA) / 山下達郎 "おうちアカペラ"
＜了＞
