おとのほそみち

行きかふ歌も又旅人也



山下達郎サンデーソングブック 2019年11月17日「リクエスト特集」書き起こし

 

達郎氏による曲の解説部分を書き起こしています。インフォメーションやリスナーからのメッセージは割愛しています。 ネットに音源があるものは張り付けていますが、オンエアされた音源とは異なる場合が多々あります。

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1. RECIPE(レシピ) / 山下達郎 11月27日発売ニュー・シングル
2. LOVE THE ONE YOU'RE WITH / STEPHEN STILLS '70
3. BE A SOLDIER / TERRY DAY '63
4. BOOGIE MAN / FREDDIE KING  '73
5. KEEP ON SEARCHING / MARGIE ALEXANDER '74
6. I'LL COME RUNNING BACK TO YOU / SAM COOKE '57
7. GRADUATION DAY (STUDIO VERSION) / THE BEACH BOYS '65
8. DOING THE MEATBALL / THE SECTION  '72
9. 永遠のFULL MOON (LIVE) / 山下達郎 "81/03/11 六本木 PIT-INN"

 

本日はリクエスト特集。いつまで続くってやつですが。
今週、来週あたりまで続きます。
それでも最高の選曲、最高の音質でお楽しみをいただきます山下達郎サンデーソングブック。
ニューシングル「レシピ」
11月27日発日でございます。
木村拓哉さん主演のドラマ、TBS系の日曜劇場「グランメゾン東京」
おもしろく、拝見しております。
いいところで、私の曲を使っていただいています。
なんか、一難去ってまた一難みたいな。おもしろく拝見しております。
今日もお聴きをいただきます。

RECIPE(レシピ) / 山下達郎



 

LOVE THE ONE YOU'RE WITH / STEPHEN STILLS


まずはスティーヴン・スティルス。
バッファロー・スプリングフィールドからCSN、CSN&Yを経てソロになりました。
1970年のソロ・デビュー・シングル、全米チャート14位。「LOVE THE ONE YOU'RE WITH」
スティルスのソロ名義の作品としてはいちばんヒットしたシングル。でもアルバムも素晴らしい。
この曲はひとりで全部やっております。オルガン、ギター。ドラムは入ってないんですよね。
オルガンの切り込み方とか、あと後半でスティール・ドラムが入ってるんですけれど、こういうところのセンスが、この人ラテンの素養がものすごくある、南部人ですので。
素晴らしい一曲であります。コーラスも豪華なラインナップでございます。



次のリクエストは渋いところ、テリー・デイはテリー・メルチャーのことでドリス・デイの息子。
「レコード整理中に発見、没後早15年。盤の痛みが激しくて」とリクエスト。
1963年のソロ・シングルですが、プロデュースがフィル・スペクター、アレンジがジャック・ニッチェでウォール・オブ・サウンドの典型です。
でも全然ヒットしませんでしたが、今では入手困難。もともと入手困難で日本盤も発売されましたが、こちらもメガ・レアになっています。そんなことはどうでも。作品がよければ。

BE A SOLDIER / TERRY DAY


ハル・ブレインものすごい手数。。。

 

次はフレディ・キング。ブルース三大キングのひとり。
1973年にレオン・ラッセルのシェルター・レーベルでレコーディングしました。
プロデュースはレオン・ラッセル。ピアノも曲もレオン・ラッセル。
1973年のアルバム『WOMAN ACROSS THE RIVER』から。

 BOOGIE MAN / FREDDIE KING 


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次はマージー・アレキサンダー。
ジョージア生まれの黒人女性シンガーです。クラレンス・カーターに認められてクラレンス・カーターのバック・コーラスをやっていました。
クラレンス・カーターのプロデュースで1974年にこのシングル「KEEP ON SEARCHING」を出しました。
そのあとシカゴのシャイサウンドで出したシングルが素晴らしいですが、僕はそこから知ったんですが、その少し前の作品。
1974年、全米ソウル・チャート50位。
作曲・プロデュースがクラレンス・カーター。素晴らしいヴォーカルです。

 KEEP ON SEARCHING / MARGIE ALEXANDER




サム・クックの1957年、全米R&BチャートNO.1、全米でも18位まで上がりました。
その後スペシャルティ・レコードから『The Two Sides Of Sam Cooke』というアルバム化をされました。
日本では1973年にLPが出ました。桜井ユタカさんの素晴らしいライナーとともに。
そこでみんなはじめて聞いたと。

 I'LL COME RUNNING BACK TO YOU / SAM COOKE



次のリクエストはフォーシーズンズの「GRADUATION DAY」でしたが、フォーシーズンズは「GRADUATION DAY」をやっていません。
たぶんフォーフレッシュメンと間違えてると思います。
おかけしようと思いますが、今の時代でしたら、フォーフレッシュメンのオリジナルヴァージョンよりも、ビーチボーイズのライヴでやってる「GRADUATION DAY」がありまして、さらにCD化されたときに、1965年のスタジオ・レコーディングされたヴァージョンがありまして、それがボーナストラックとしてCDに入ってます。
これが今聞けるベストトラックだと思われますので、これをお聞きいただきます。
ビーチボーイズの『TODAY』と『SUMMER DAYS』の2 IN 1のCDのボーナストラックとして収録されました。
1965年のスタジオ・ヴァージョン。

  GRADUATION DAY (STUDIO VERSION) / THE BEACH BOYS

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次はザ・セクション。ラス・カンケル、リーランド・スカラー、クレイグ・ダージー、ダニー・クーチ。鉄壁の四人組。
1972年のファースト・アルバムから「DOING THE MEATBALL」。
「若き日のマイケル・ブレッカーのテナーサックスを聞かせてください」と。

DOING THE MEATBALL / THE SECTION 

 

レーベルに「ムーン」と名付けた達郎さんの好きなタイトルに「ムーン」がついた曲をリクエストします。』

それでは、自分の曲「永遠のFULL MOON」

1979年の私のアルバム「ムーン・グロウ」に入っておりますけれども。
アルバムタイトルも「ムーン・グロウ」、今日はライブバージョンで。

実はこの曲ですね、80年代末から90年代、そして2000年代、一度も演奏してないんです。また、そろそろやろうかなと思っておりますけれども。

ですので、ちょっと古いライブソースですが。
1981年3月11日、今はなき、東京の六本木ピットインでのライブバージョン。

永遠のFULL MOON (LIVE) / 山下達郎 "81/03/11 六本木 PIT-INN"

<この項おわり>