達郎氏による曲の解説部分を書き起こしています。インフォメーションやリスナーからのメッセージは割愛しています。 ネットに音源があるものは張り付けていますが、オンエアされた音源とは異なる場合があります。
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1. 夏への扉 / 山下達郎
2. LADY WILLPOWER / GARY PUCKETT & THE UNION GAP
3. SUCH A NIGHT / DR. JOHN
4. WITHOUT HER / BLOOD, SWEAT & TEARS
5. THE DEVIL GUN / FRANKIE MILLER
6. SINCE I FELL FOR YOU / LAURA LEE
7. EARLY MORNING HUSH / B.J.THOMAS
8. ROUTE 66 / CHUCK BERRY
9. 俺の空 / 山下達郎
ちょうど季節であります、私の1980年のアルバム『RIDE ON TIME』から「夏への扉」
まずはGARY PUCKETT & THE UNION GAP。
デビュー曲の「Woman, Woman」、セカンドシングル「Young Girl」、そしてこのサードシングル「Lady Willpower」、そしてフォースシングル「Over You」、4作連続でミリオンセラーという記録を持っていますが、そのサードシングル。1968年全米2位「Lady Willpower」。
いわゆる朗々と行く、私大好きな歌い方の人でございますが。カラオケがあったら歌ってしまうと言う。
次はDr.John。1973年のシングル、全米42位。
というよりもThe Bandの『Last Waltz』でのパフォーマンスが非常に日本では有名ですが、今日はレコーディングバージョンでDr. John「Such a Night」
口を開けて嫌そうに歌うとDr.Johnになると、昔の友達の冗談ですけど(笑)
Blood, Sweat & Tears。元々はAl Kooperの肝いりで結成された、いわゆるブラスロックと言いましょうか、クロスオーバーのグループですけれども、Al Kooperが抜けてからメガヒットになりました。
このファーストアルバムも評価が高い1枚です。
1968年のアルバム『Child Is Father To The Man』(子供は人類の父である)。この中に入っておりますHarry Nilsson の作品ですが、Herb Alpertのサードシングルとして出ました、それのカバーです「Without Her」
今聞くとAl Kooperの歌が走ってますね(笑)愛嬌です。
次は、この番組ではちょっと珍しいリクエストです。
Frankie Miller、いわゆるパブロックの人ですね。ブリティッシュの。根強い人気があります。
Allen Toussaintプロデュースの1974年のセカンドアルバム『High Life』から「The Devil Gun」
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「Laura Leeの『Women's Love Rights』からお好きな曲をお願いします」というリクエスト。
シカゴ出身の黒人女性シンガーです。ゴスペル畑から出てきたので歌唱力は抜群です。
南部でレコーディングしたり色々しましたけれども、70年代に入ってからInvictus、Hot Wax、Holland–Dozier–Hollandのプロデュースで出しました1972年のアルバム『Women's Love Rights』。女たちの愛の権利とでも訳すのでしょうか。そこからシングルカットされました、古いブルースソングで、私もよくよくステージでやっております。私の大好きな曲です「Since I Fell For」
全米ソウルチャート24位、全米76位。
たいへん長いバージョンですが、後半に前半のカラオケが延々流れると言うあれなので、歌の部分だけ切り取って聞いていただきます「Since I Fell For」
次のリクエストはB. J. Thomas。
私の大好きなシンガーですが、1973年のアルバム『Songs』。
別にこれからシュガーベイブはとったわけじゃありませんからね。お間違いのないように(笑)
名盤ですが、レコード会社がプッシュしなかったので全然ヒットはしませんでしたけれども、名曲揃いです。
Carole Kingの作詞作曲「Early Morning Hush」
(3歳の子どもから)「僕の大好きなディズニーアニメ『カーズ』の「Route66」を流してください」。リクエストはChuck Berryの「Route66」。
ということは『カーズ』の「Route66」はChuck Berryのバージョンなんでしょうかね。
いいです。おかけしましょう。
Chuck Berryの1961年のアルバム『New Juke-Box Hits』に収録されています、Chuck Berryにしては珍しい人のカバー「Route66」
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(リスナーから)『昨年夏からの工事が終わり、わが家の隣に15階建てのマンションが完成しました。この写真はベランダからのもので、晴れた日の夜にはベランダからきれいな月が見えていました。涙をふくタオルを用意してラジオの前で待っています。どうか「俺の空」を』
写真があります。よろこんでおかけします。(音源なし)
<了>