おとのほそみち

行きかふ歌も又旅人也

山下達郎サンデーソングブック 4月14日「リクエスト特集」書き起こし

達郎氏による曲の解説部分を書き起こしています。インフォメーションやリスナーからのメッセージは割愛しています。
ネットに音源があるものは張り付けていますが、オンエアされた音源とは異なる場合があります。

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本日の1曲目、この季節になると必ずたくさんのリクエストをいただきます。

竹内まりや/ 色・ホワイトブレンド



 

今週はリクエスト特集。まずはベンチャーズ「イエロージャケット」。
1965年のアルバム「オン・ステージ」、ライブアルバムと見せかけながら実は偽ライブでありまして、拍手を抜いたUNDUBBED VERSIONというのがありまして、それの「イエロー・ジャケット 」です。
「YELLOW JACKET (UNDUBBED VERSION) / THE VENTURES(音源なし)

 

続いてのリクエストは アシュフォード&シンプソン。 星の数ほどいい曲がありますけれども、とりわけ好きな一曲。1981年のアルバム「パフォーマンス」、ライブアルバムの2枚組ですけれども、そのD面、2枚目の B 面にスタジオレコーディングが入ってます。
ここの中からシングルカットされました全米ソウルチャート34位。最高の一曲です。
「IT SHOWS IN THE EYES / ASHFORD & SIMPSON

 

オベーションズ。 メンフィスの男性3人組のボーカルグループです。リードボーカルのルイス・ウィリアムスという人は、サム・クックに大変傾倒しておりまして、サム・クックそっくりの歌い方をする、いわゆるサム・クッククローンと呼ばれる中で一番有名な人であります。
南部のいわゆるサザンソウルの範疇に入るので、60年代はたくさん活動していたんですが、あまりヒットはありませんけれども、特にGoldwax時代のキャリアは、同じGoldwaxの ジェームス・カーとかスペンサー・ウィギンスとかに非常に影響を与えたとされております。
ずっとその後も活動を続けますがヒット曲が全然ないわけじゃありません。この曲はそうした中で一番知られた曲です。1972年全米ソウルチャート19位。アルバム『ハヴィング・ア・パーティ』からのシングル・カット。
「TOUCHING ME / THE OVATIONS」

 

次のニューバースは総勢17人の大所帯バンドです。インストゥルメンタル部分はナイト・ライターズというすごくテクニックがあって、ここのドラムが大好きなんですけれども、これにラヴ・ピース&ハピネスというボーカルセクションが加わりまして、ニューバースという形で活動をいたしました。
RCA レーベルからのセカンドアルバム、1971年の『AIN'T NO BIG THING』に入ってます、シングルの B 面として発売された曲です。
なぜこの曲にリクエストなのかよく分かりませんが、悪い曲ではありません。当時は日本盤でませんでした。今はCD化されています。
「HONEYBEE / THE NEW BIRTH」




次のリクエストは モーメンツ。1973年のアルバム『マイ・シング』からのシングルカット。全米ソウルチャート16位、全米でも68位まで上がりました。
SE 好きにはたまらない曲。飛行機に乗って彼女を追いかけると言う。
「GOTTA FIND AWAY / THE MOMENTS」

 

次はボビー・ウーマックの大ヒット曲「THAT'S THE WAY I FEEL ABOUT CHA」、邦題「お前が全て」。(リクエストされた方がお持ちの本人のシングルバージョンは)CD 化されていないんです。
アルバムは5分はあります。それでよろしければ。しょうがないですね。
1971年のボビー・ウーマック、ユナイテッドアーティスツのアルバム『コミュニケーション』からのシングルカット。全米ソウルチャート2位、全米でも27位に上がりました。
数あるボビー・ウーマック のヒットシングル中でも一番ヒットしたうちの一曲です。
大体ボビー・ウーマックはタイトルが長いので、邦題は「お前がすべて」
「THAT'S THE WAY I FEEL ABOUT CHA / BOBBY WOMACK


ボビー・ウーマックの音楽はいわゆるパターンミュージックでして、メロディーというものの定型がありません。日本の歌謡シーンみたいなものとは全く相容れないスタイルですので、日本ではほとんど作品が紹介されなかったと言う。今はだいぶR&Bが認知されてきましたので。

 

次はオーティス・ラッシュ「ソー・メニー・ローズ」、ブルースですね。
1960年のレコーディングです。
オーティス・ラッシュ はミシシッピーで生まれてシカゴへ行きましてシカゴブルースの巨人になりました。
「SO MANY ROADS / OTIS RUSH 」

 

今日の最後の曲。(将来は地元で楽器店を開くために専門学校で勉強すると言うリスナーからのリクエストに応えて)
「アトムの子 / 山下達郎

 

<了>