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【JAZZ新譜】ドラマーのリーダーアルバムだが主役はオールドスクールなサックス Your Move / Reid Hoyson Project (2022)

ユア・ムーヴ / リード・ホイソン・プロジェクト

Your Move

Your Move

  • Reid Hoyson Project
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知らない人がこのジャケットを見たら、リード・ホイソンをサックスプレイヤーだと思うかもしれないが、彼はピッツバーグを中心に活動してきた、ベテランドラマー。

このアルバムのクレジットは「Reid Hoyson Project feat. Keith Bishop」で、
キース・ビショップというサックスプレイヤーが、大きくフューチャーされている。

なので、こんなジャケット写真になっているのだろう。

 

このプロジェクトは2つのグループで編成されている。

キース・ビショップは、カルテットではテナーを、オクテットではアルトを吹いていて、どちらも音に芯があってしなやか。

グルーヴ感に溢れたよく唄うフレーズを随所に聞かせている。

フューチャリングというか、これはもう完全に主役であって、彼の演奏なくして、このアルバムは成り立たないだろう。

 

採り上げているのは、ベニー・カーターの「When Lights Are Low」、ソニー・スティットの「Eternal Triangle」、ジャコ・パストリアスの「Three Views of a Secret」などで、演奏のスタイルは基本的にオールドスクール。

私もそうだが、フランク・モーガン、リッチー・コールあたりを連想するジャズファンは多いのではないか。

よく唄う正統派のサックスを聞くには、好適なアルバムだ。

アメリカのジャズチャートでも、けっこう上位に上がって、やはりこういうのが好きな人は、いつの時代にも多いのだなあと実感する。

 


<了>

 

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