おとのほそみち

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【JAZZ新譜】マヌーシュ・スウィングの若き俊英ギタリストのセカンド MARGIN CALL / GWEN CAHUE ACOUSTIC QUARTET(2021)

マージン・コール / グウェン・カウェ

Margin Call

Margin Call

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ジャンゴ・ラインハルトに魅せられて研鑽を重ね、その系譜を今に受け継ぐマヌーシュ・スウィングの若き俊才グウェン・カウェ。

2019年リリースのデビューアルバム『Memories of Paris』に続くセカンドが、この『MARGIN CALL 』である。

リズム・ギター、コントラバスにヴァイオリンを加えたカルテット編成。
自作曲のほか、ピアソラやミンガスをカヴァーしているのはわかるにしても、レディオヘッドの“Exit Music (For A Film)”を採り上げているのは、ちょっとびっくり。

このあたりの感覚が新世代ならではなのだろう。

マヌーシュ・スウィングを基盤としたテクニックは確かで、軽やかなスイング感とオーガニックな弦の響きが大変心地よく、デジタルな音に疲れた耳を癒やしてくれる。

古き良きヨーロッパの街並のBGMに流すなら、真っ先に選んでしまいそうな、そんな作品だ。

 


<了>

 

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