ジョージ・ウィンストンの15作目のソロ・ピアノ・アルバム『Restless Wind』が、アメリカ Billboardのジャズチャートで初登場2位を記録した。
ぶっちゃけ、現在それほど人気があるとは思ってなかったので、けっこう驚いた。
1位はマイケル・ブーブレの『LOVE』。
なんと24週間、1位の座にいるという怪物アルバムで、これがなければジョージ・ウィンストンが初登場1位だったかもしれない。
ジョージ・ウィンストンは1980年代に世界的にブレイクした。
1980年にリリ―スされた『Autumn』は、アメリカのみならず日本はじめ各国で大ヒット。
その中の一曲「あこがれ/愛」はCMで起用されシングルカットもされた。
普段はこうしたピアノソロを聞かない層からも人気を集めたのだ。
ちなみに1980年といえば、YMOのテクノブームの時期でもあった。
まったく正反対とも思える音楽が、同時に流行ってというのも面白い。
ジョージ・ウィンストンは大ブレイク以降も、コンスタントに活動を続けており、1990年代にはアルバム4枚、2000年代に3枚、2010年代に3枚をリリースしている。
今年、70歳になるが、コンサート活動も精力的に行っているそうだ。
<了>