フォレスト・フロア / ファーガス・マクリーディー
ジャズとスコットランド伝統音楽の融合に挑む若き俊英
ファーガス・マクリーディーは、弱冠25歳にしてスコットランドを代表するピアニストの一人。
現代的なジャズとスコットランド伝統音楽の融合において卓越した才能を見せる若き俊英で、これが3作めのアルバムとなる。
前2作と同じくメンバーはベースのデヴィッド・ボーデン(David Bowden)、ドラムスのスティーヴン・ヘンダーソン(Stephen Henderson)。
3人とも、繊細なテクニックと雄弁さとスケールの大きな構成力を兼ね備えており、室内楽的にまとまることなく、物語性のあるスペクタクルなサウンドスケープを描きだしている。
ここに、例えばテナーが居たならさらに壮大な世界観が.....と思わなくもないが、あえてトリオでやるところが、彼らのチャレンジなのだろう。
まだ25歳なのだから、この先いくらでもアンサンブルはできる。
新作は必ずチェックしていきたい注目株だ。
Fergus McCreadie – piano
David Bowden – double bass
Stephen Henderson – drums
1 Law Hill
2 The Unfurrowed Field
3 Morning Moon
4 Landslide
5 Forest Floor
6 The Ridge
7 White Water
8 Glade
<了>
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