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【JAZZ新譜】ブラジルを代表するギタリストのハートウォームなアルバム Follow The Signs / Diego Figueiredo (2022)

フォロー・ザ・サインズ / ディエゴ・フィゲイレド


ディアゴ・フィゲイレドは現代のブラジルを代表するギタリストの一人。

ナイロン弦のガットギターの達人である。

1980年、ブラジル・サンパウロ州に生まれ、幼少期よりギターに触れ、12歳の頃には地元のパブで演奏を披露。
15歳の頃には著名なミュージシャンと共演するなど、早くから業界にその名を知られていた。

これまでに20枚以上のアルバムをリリースしており、2021年に『Antarctica』を発表したばかりだが、翌2022年にも、この『Follow The Signs』が登場した。

彼の演奏の特徴は、ボサノバ、サンバ、ジャズ、クラシックの技法を、シームレスに完成度高く融合させることにある。

超絶技巧の持ち主ではあるが、これ見よがしの速弾きなどはあまりせず、軽やかで歌心のある演奏が持ち味。

本作でも、エロール・ガーナーの 「Misty」を、ややのどかなブラジリアンテイストに仕上げるなど、ややムード・ミュージック的な面も。

また、オリジナルオン「Dear John」は、ジョアン・ジルベルトに捧げたもの。
偉大なる先達への経緯も忘れてはいない。

JAZZWEEKのチャートでは20位以内に入っており、アメリカでの人気も高いようだ。

 

 

<了>

 

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