この4月にリリースされたのだけれど、日本語のレビューとか紹介がほとんど見当たらないので、少しだけでもここに書いておこう。
エコー・パーク・プロジェクトは、ブルックリン出身のラテンパーカッショニスト、カルロ・ロペスが2006年に立ち上げたプロジェクト。
ニューヨークでは1970年代から人気の高いサルサ・スタイルを、カリフォルニアで再現することを目的にしたという。
集められたミュージシャンたちの技量は高く、ニューヨークにはスパニッシュ・ハーレム・オーケストラというグラミーを3回受賞した実力派の音楽集団がいるけれど、エコー・パークはそのスパニッシュ・ハーレム・オーケストラのロサンゼルス版とも称される。
東西の横綱とも言おうか。
今回のアルバムは通算で6作目。
どの曲も陽気で軽快で、ノリの良さは格別。座ったまま聴くのは難しい。
フロントのホーンの面々のソロ回しも、聞き所じゅうぶんだ。
こうした大所帯のバンドの活動を維持するのは、経済的にはなかなか大変らしい。
ましてや2020年春以降は、コロナ禍にあって満足に活動はできなかったはず。
だが、カリフォルニアではワクチン接種が進み、経済活動の再開が視野に入ってきた。
そんな喜ばしいタイミングに合わせてのリリースだったとも言えそうだ。
日本にも来てくれないかな。
全員とは言わず、7人くらいのセレクトメンバーでもいいから。
You Tubeでも全曲聴けます(音はかなり悪いですが....)