アーキテクチャー・オブ・ストームズ / レミー・ル・ブフ
ニューヨーク・ジャズの次代を担う存在として期待を集めている双子の兄弟、パスカル・ル・ブフ(p)とレミー・ル・ブフ(as,ss,fl)。
ル・ブフ・ブラザースとしてユニットでの活動も行っているが、ソロ活動もコンスタントで、レミー・ル・ブフのリーダー作は、これが3作目である。
彼は作曲家としても高く評価されており、その特徴は、モダン~コンテンポラリー・ジャズとインディー・ロックを融合させたかのような作風にある。
今回のアルバムはラージアンサンブルでの作品だが、テーマのメロディはキャッチーで親近感がある。
アンサンブルの演奏はというと、さまざまな音が渾然一体となって、強力な音圧があり、エッジの効いたソロが続発して、いかにもイマドキのジャズ。
そのかけ合わせ、コントラストがユニークだ。
日本人ピアニストの加藤真亜沙の参加にも注目。
1.Neener Neener
2.Minnesota, WI
3.The Melancholy Architecture of Storms
4.Face Value
5.Union
6.Sibbian
7.Secondhand Smile
8.Bring Me There
9.Rumpus
<了>
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