おとのほそみち

行きかふ歌も又旅人也


イギリスの新鋭シンガーソングライター ルイス・キャパルディ こういう歌手はアメリカから出てこない

 

最新シングル「サムワン・ユー・ラヴド」が、全英シングル・チャートで何と7週目の1位になったルイス・キャパルディ(Lewis Capaldi)。

スコットランド出身の22歳。
2017年のデビューEP「Bloom」が全世界で1億2,000万回ストリーミング再生され、ブリット・アワードでは批評家賞の候補にもなった。

22歳の若さとは思えない、陰影の深い歌が持ち味だが、Billboard誌によれば、ヒットの理由はミュージック・ビデオにもあるという。

有名な英国人俳優ピーター・キャパルディが出演するこのビデオは、臓器提供チャリティ「Live Life Give Life」とのコラボで、臓器移植に関わる2つの家族の感動的な実話を描いている。

田園風景が広がるイングランド中部ダービーシャー州ボクストンで撮影。ドナーとなった妻との最期の時間を過ごす夫、そして移植を待つ若い家族、全く異なる二つの家族が心臓移植をきっかけに出会う物語が描かれている。

ピーター演じる男性は、心臓を提供した自分の妻の心臓の音をイヤホンで聴いており、愛する人を失った気持ちを歌う歌詞が、さらに感動を呼んでいる。

ルイスとピーターは、実は遠い親戚だそうだ。


英語が十分にわからなくても、その心象は伝わってくると思う。

 

アメリカで登場してくる新人は、そのほとんどがラッパーで、こうした歌をじっくり聴かせる新人は近年出ていない。
もちろんそれは、それぞれの国の文化風俗やマーケットの反映してのことなので、どちらがいいというわけではないけれど、日本人の琴線に触れるのはこうした歌なのではないか、と改めて思う。

この曲を含むデビュー・アルバム「Divinely Uninspired to a Hellish Extent」が5月にリリースの予定だ。

 

2017年リリースのEPはこちら

Bloom - EP

Bloom - EP

  • アーティスト: Lewis Capaldi
  • 出版社/メーカー: Universal Music LLC
  • 発売日: 2017/10/20
  • メディア: MP3 ダウンロード