おとのほそみち

行きかふ歌も又旅人也



クイーン(Queen)の人気がこれほど高いならストラッツ(Struts)ももっと注目されてほしい

映画「ボヘミアン・ラプソディ」の人気がすさまじい。
2018年公開の洋画の興行収入で、「ジュラシック・ワールド/炎の王国」の80.6億円を1月中に抜き、第1位になることが確実だそうだ。
もともと日本でのクイーンの人気は高いし、プロモーションも巧みだったし、映画の完成度も見事。ロックファン以外からも多くの関心を集めている。
合わせて過去のクイーンのアルバムも売れまくっており、先ほど(1月6日午前)タワーレコードのロック&ポップス売れ行きベスト10を見たら、なんと7作品がクイーン関連だった。
映画人気をきっかけに、日本の洋楽市場に活気が訪れるのは、もちろん歓迎なのだが、一方で若い実力派のロックバンドがもっと注目されていいのでは?というのが、いち洋楽ファンの偽らざる心境である。

 

その代表がストラッツ(The Struts)だ。
ルーク・スピラー(Luke Spiller ヴォーカル)、アダム・スラック(Adam Slack ギター)、ジェド・エリオット(Jed Elliott ベース)、ゲシン・デイヴィス(Gethin Davies ドラム)の4人組で、2012年イギリスのダービーで結成。現在では活動拠点をアメリカのロサンゼルスに移している。

このバンド、ビッグネームのベテラン勢からの評価が高い。

 2014年ローリング・ストーンズの仏スタジアム公演
 2015年モトリー・クルー“FINAL TOUR”のラスト4日間
 2016年ガンズ・アンド・ローゼズのサンフランシスコ公演

それぞれのサポート・アクトをストラッツが務めているのだ。

アルバムデビューは2016年3月の『エヴリバディ・ウォンツ』。
そして2018年にはセカンドアルバム『ヤング&デンジャラス』がリリースされた。

サウンドは1970年代のグラムロックの影響が色濃く、ひとことでいえばグラマラス。
キレのいいリフとキャッチーなメロディ、表情豊かなヴォーカルは、デビュー当初からクイーンさながらと指摘されてきた。
この曲を聞けば、それが大いにうなずけるのではないだろうか。

ぜひ、もっともっと注目されて欲しいと思う。

 

エヴリバディ・ウォンツ

エヴリバディ・ウォンツ

  • アーティスト: ザ・ストラッツ
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
  • 発売日: 2017/02/03
  • メディア: CD
ヤング&デンジャラス

ヤング&デンジャラス

  • アーティスト: ザ・ストラッツ
  • 出版社/メーカー: Universal Music =music=
  • 発売日: 2018/10/26
  • メディア: CD

 

「ボヘミアンラプソディー」のPR動画にも登場している(1:23あたり)

 

<追記>

 2019のサマーソニックに登場。

 

タワレコでインストアライブもやったそうな。

#この項おわり