おとのほそみち

行きかふ歌も又旅人也

Larry Carlton & Steve Lukather「No Substitutions~ Live In Osaka」

 

ノー・サブスティテューションズ

ノー・サブスティテューションズ

1.The Pump
2.Don't Give It Up
3.Only Yesterday
4.All Blues
5.Room 335

Gregg Bissonette – drums
Rick Jackson – keyboards
Chris Kent – bass

 

1998年11月、Larry Carlton & Steve Lukatherのジャパンツアーの最終公演、大阪ブルーノートでの収録。プロデューサー、ミキシングは何とSteve Vai。この作品は彼が設立したFavored Nationsレーベルからのリリースされている。

言うまでもなく、 ラリーはジャズ、フュージョンの人であり、ルークはロック、ポップスの人である。普段は住んでいる世界がちょっと違う。
しかし、ルークはラリーをコピーしまくって腕を上げ師匠と崇めているらしいし、二人ともジャンルを融通無碍に横断できるテクニックの持ち主。ギター好きにとって、これほど魅力的なコラボはそうはないだろう。
全5曲で約50分と、最近リリースされる長尺のライブアルバムに比べると、いささか物足りないが、聴き応えは十分。脇を固めるリズム隊の三人も手堅く二人の主役を引き立てている。


1.はJeff Beckのカバー。こうした曲ではルークのイケイケのフレーズが冴えるが、全体のフォーマットはジャズ寄りで、これは師匠を立ててのことだろうか。
2、3、5はラリーの曲で、特に3のスローの美しさは絶品。
4はMiles Davisの有名なブルース・ナンバーで、ジャズの歴史的名盤『Kind Of Blue』に収められていた一曲。ラリーにとってはお手の物で、コードソロは絶妙。しかし、ルークもブルージーなフレーズで攻めていて、両者の個性が際立っている。
最後のラリーの代表曲では、2人はトーンを揃え、ルークのソロからラリーのソロへと華麗につながる。ベースもアタックの効いた演奏で、2人を煽っている感じ。
いやあ盛り上がりますなあ。
聴衆の反応も良く、ステージの躍動感、空気感が伝わってくるのが良い。
これはやはりホールではなくブルーノートというライブスペースだからだろう。

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#この項おわり