おとのほそみち

行きかふ歌も又旅人也



ミスチル 桜井和寿が歌う『くればいいのに』

 

「くればいいのに」は2007年にリリースされた、KREVAの代表曲の一つ。
私は日本のポップス史上に残る傑作だと思っている。

このクールな切なさ。ヒップホップでありながら、本場アメリカのそれにはない哀愁は、KREVAならではのものだ。

オリジナルでサビのメロディを歌っているはスピッツの草野マサムネ。
透明感のある凛とした声が素晴らしい。

 

で、2007 年のap bankにKREVAが出演したとき、このサビをミスチルの桜井和寿が歌った。いいんですよこれが。


声に支配力がある。歌い出しの一瞬で自分の世界に持ってってしまう。
彼ほどのキャリアと実力があれば、当然と思えるかもしれないが、持ち歌ならともかく他人の曲で、それもコラボでやるのはそう簡単ではない。

 
もう一曲。これは06年のフェスでのコラボで、これもKREVAの「音色」
後ろでハモっているだけなんだけど、もうそこに桜井ワールドがある。

 

これはゴスペラーズとのコラボ。
ゴスベラーズの歌唱もしみじみと素晴らしいが、割って入った桜井は、完全に持って行ってしまっている。
観客のどよめきも当然か。


本当にたいしたシンガーだと改めて思う。

 

#この項おわり

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