おとのほそみち

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2018年Spotify 海外で最も再生された国内アーティスト 3位は錦織圭が愛聴しているあの人

 

Spotifyは、2018年の音楽シーンを振り返るランキングを発表した(集計期間:2018年1月1日から11月29日)。

「楽曲」「アーティスト」などいろんなジャンルでのランキングがあるのだが、その中の「海外で最も再生された国内アーティスト」が興味深い。

 

1. ONE OK ROCK
2. RADWIMPS
3. Nujabes
4. 坂本龍一
5. BABYMETAL

3位を見て私は驚いた。そして嬉しかった。


Nujabes 東京が生んだ伝説のトラックメーカー。36歳の若さで他界してから約7年。今も世界で聴かれているとは。感慨深い。

この不思議な名前はペンネーム「瀬場淳・セバジュン」をローマ字表記したSEBAJUNを逆から読んだものだ。


2003年8月ファーストアルバム『metaphorical music』をリリース。2004年パリコレクションにてコムデギャルソンの音楽ディレクターを務める。

2005年11月、セカンド『modal soul』を発表。

2010年2月、交通事故で逝去。

2011年12月、サードアルバム『Spiritual State』がリリースされた。

 

そのサウンドを簡単に言ってしまえばチルアウト系のヒップホップなのだが、ただクールで美しいばかりではなく、ときに危うくスリリング。

絹糸を紡ぐような繊細な音の連鎖は、2000年代初頭のシーンにあって異彩であり先端でもあった。

metaphorical music

metaphorical music

  • アーティスト: Nujabes
  • 出版社/メーカー: Hydeout Productions
  • 発売日: 2011/06/15
  • メディア: CD
modal soul

modal soul

  • アーティスト: Nujabes
  • 出版社/メーカー: Hydeout Productions
  • 発売日: 2006/04/01
  • メディア: CD
spiritual state

spiritual state

  • アーティスト: Nujabes
  • 出版社/メーカー: Hydeout Productions
  • 発売日: 2011/12/03
  • メディア: CD

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彼の名が広く知られるきっかけになったのは、テニスプレーヤーの錦織圭が愛聴しているとコメントしたことが大きい。

2014年のイベントでのインタビューの中で、彼は次のように話し、テレビの情報番組でも放映されたのだ。


「ぼくの好きなのはNujabesっていう、もう亡くなられた方なんですけど、ラップの曲が結構好きです。(特に好きなのは)『Luv(sic)』(ラブシック)っていうラップ調の曲です。(聞いて)気持ちを高めたりリラックスしたりしています」(J-CASTニュースより)

 

そして2016年には自身が選曲を行ったコンピレーションアルバム「Kei Nishikori meets Nujabes」がリリースされた。

Kei Nishikori meets Nujabes

Kei Nishikori meets Nujabes

  • アーティスト: オムニバス,Nujabes,Shing02,Matt Cab,錦織圭
  • 出版社/メーカー: Universal Music =music=
  • 発売日: 2016/02/24
  • メディア: CD

 現役のトラックメーカーやDJで、Nujabesへの敬意、賛辞を述べる人は多い。

これからも聞き継がれ、語り継がれることを願う。

 

#この項おわり