これ、1994年の話なので、X JAPAN、Queenの若いファンの人はあまりよく知らないかもしれないので、改めて紹介。
「Foreign Sand」は、1994年6月1日にリリースされたYOSHIKIとロジャー・テイラーによるコラボ・シングル。
ロジャー・テイラーの3作目のソロアルバム『ハピネス?』に収録されている。
タイトルと曲はYOSHIKIで、詩とヴォーカルがロジャー・テイラー。
ドラムはYOSHIKIが叩いてるようだ。
Wikipediaによると経緯は次の通り
「ヴァージン・レコードの社長の紹介で1992年にロサンゼルスで知り合った二人だが、YOSHIKIが『Eternal Melody』の制作のため渡英した1993年にロンドンで再会。ロジャー・テイラーの自宅に招かれたYOSHIKIが人種差別をテーマとしたコラボレーションを提案した」
これが実現したわけだ。オリコンチャートでは13位まで上がっている。
この前後のロジャーの状況は、1991年にフレディ・マーキュリーが他界。
92年に追悼コンサート、94年にこのシングルとソロアルバムを発表し、95年にクイーンのラストアルバム『メイド・イン・ヘヴン』がリリースされている。
フレディの早すぎる死という悲痛な状況のなか、かなり精力的に仕事をしている。
悲しみを忘れるために仕事に没頭したのかもしれない。
曲はクイーンを思わせるドラマティックな展開。
作家としての能力はもちろんだが、天下のロジャー・テイラーを相手に、堂々とコラボして曲とドラムを引き受けるなんざ、よほどの自信がないとできない。
YOSHIKIという人は、まったくたいしたものである。
#この項おわり
スポンサーリンク