ロサンゼルスのシンガー/ラッパー/ドラマー/プロデューサーであるアンダーソン・パーク(Anderson .Paak)が注目を集めたきっかけは、2015年、ドクター・ドレー(Dr. Dre)およそ15年ぶりの新作『Compton A Soundtrack By Dr. Dre』への参加だろう。
2016年1月に発表したソロ作『Malibu』が絶賛を集め、翌2017年のグラミー賞で最優秀新人賞にノミネート。
MALIBU [国内仕様盤 / 帯・解説付き](ERECDJ218)
- アーティスト: ANDERSON .PAAK
- 出版社/メーカー: EMPIRE / STEEL WOOL
- 発売日: 2016/01/27
- メディア: CD
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このとき受賞したのは、Chance The RapperでThe Chainsmokersもノミネートされていたから、さすがに相手が悪すぎた。
というか、彼らが「2017年の新人賞」であることに改めて驚く。やってることは全然新人のレベルじゃないから。
で、『Malibu』からおよそ2年9ヶ月ぶりのソロ・アルバム『Oxnard』がリリースされた。参加している顔ぶれが、とてつもない。
ドクター・ドレー(Dr. Dre)がエグゼクティヴ・プロデューサーを務め、全曲のミックスを担当。
ケンドリック・ラマー(Kendrick Lamar)、J・コール(J. Cole)、スヌープ・ドッグ(Snoop Dogg)ら当代屈指のラッパーが参加。
ドラマー/プロデューサーのクリス・デイヴ(Chris Dave)、ベースにはサンダーキャット(Thundercat)の名前もある。それだけの才能と求心力が、彼にはあるということだ。
音楽活動を始める前、働いていた農園を突然クビになり、妻と幼い息子と共に一時ホームレス生活を送っていたというアンダーソン・パーク。よくもここまで駆け上がってきたものだが、まだ、30ちょっと過ぎ。これからも大きな仕事を残していくだろう。
※冒頭の写真はオフィシャルサイトより。背景からしてたぶん日本。
#この項おわり