ユーライア・ヒープが2019年3月に来日するという。
前回が2010年、その前が1991年、その前が1973年。
本当にぽつりぽつりとだが、それだけ息の長いバンドなのである。
イングランド出身で、結成は1969年。
「レッド・ツェッペリン」「ブラック・サバス」「ディープ・パープル」と並び称された、とwikiにはあるが、あくまでもイギリスでの話で、日本ではゼップやパープルほどの人気はなかった。
もちろんロックファンの間ではよく知られていたけれど、どちらかといえば通受けするバンドだった。
著名な曲もたくさんがあるが、その一つが「July Morning」(7月の朝)。
ハードロックバンドのバラードには名曲が多いが、ご多分に漏れずこれも良い。
収録されているアルバムはこちら
ロック史上に残る名盤の一つに数えられる。
リリースは1971年。原題は「LOOK AT YOURSELF」、邦題は「対自核」。
名訳として語り継がれている。
初めて見る人は「なんだか変なジャケットだな」と思うかもしれない。
最初にレコードでリリースされたときは、中央の枠の部分にアルミホイルのようなものが貼られていて鏡みたいになっていた。
つまり「LOOK AT YOURSELF=自分を見よ」をジャケットデザインでも示していたのだ。
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これをカバーした日本人歌手がいる。西城秀樹さんだ。
先日このブログで「西城秀樹が歌う山下達郎のBomber」を紹介したけれども、それと同じライブアルバム「BIG GAME '80 HIDEKI」に収められている。
「Bomber」の次が、この「July Morning」。
すごい展開だが、違和感はない。声に説得力があるからだ。
西城さんは当時、すぐれた洋楽の紹介にとても大きな役割を果たしたのではないかと、改めて思う。
#この項おわり
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