昨年(2017年)荻野目洋子の「ダンシングヒーロー」が再注目され、リバイバルヒットとなった。
そのきっかけになったのは、言うまでもなく女子高生たちのバブリーダンス。
聴き比べるとわかるが、オリジナルよりもテンポを速くしている。
これがコンテストで上位に食い込みネットで拡散されなければ、リバイバルヒットはなかっただろう。
しかし、こうしたユーロビートが再評価されるそもそもの土壌はあった。名前のごとく、その発祥はヨーロッパで、ぶっちゃけアメリカではたいして支持されていないが、日本でのユーロビートの人気はなぜか根強い。
例えば安室奈美恵の初期のヒット曲もユーロである。
この乃木坂の初期の代表曲も、モロではないがユーロ調だ。
で、昨年末の紅白に荻野目の出場が期待されたわけだが、実現しなかった。
バブリーダンスの登美丘高校の子たちは登場したが、郷ひろみとのコラボ。別に悪くはないが何だかなーである。
そして今年のDA PUMPである。(動画はミラーバージョン)
www.youtube.com実は荻野目とDA PUMPは事務所が同じだ。
所属事務所「ライジングプロ」の平哲夫社長は、ダンシングヒーローのヒットを見て、ユーロは単にリバイバル、回顧ではなく若い世代にも受けると確信。
ジョー・イエローというイタリアのプロジェクトが92年にリリースした「USA」に目を付けた。
さほど有名な曲ではないが、DA PUMPのキレのいいダンスとダサかっこいいファッション、そして何よりもISSAの声によくはまった。
結果、大ヒット。そして紅白出場。
平哲夫社長にしてみれば、してやったりではないか。
ちなみに日本のEDMでは筆頭格の三浦大知も同じ事務所である。
うれしいんじゃないかなあISSAは。力のある後輩と一緒に紅白のステージに立てて。
#この項おわり