おとのほそみち

行きかふ歌も又旅人也



2018-11-01から1ヶ月間の記事一覧

クラプトンのクリスマス

アルバム『Happy Xmas』は海外で10月12日、日本で11月7日にリリース。 アルバム・カヴァーのサンタクロースのイラストはクラプトンが自ら描いたものだそうだ。2016年の『I Still Do』以来、24作目のスタジオ・アルバムである。 ハッピー・クリスマス アーテ…

DA PUMPの紅白出場は荻野目洋子のリベンジである

昨年(2017年)荻野目洋子の「ダンシングヒーロー」が再注目され、リバイバルヒットとなった。 www.youtube.com そのきっかけになったのは、言うまでもなく女子高生たちのバブリーダンス。聴き比べるとわかるが、オリジナルよりもテンポを速くしている。 www…

スティーリー・ダンのフォロワーたち #1 Samuel Purdey (Suchmosもイチオシ!)

紅白歌合戦への初出場が決まったSuchmos。 かつてJ-WAVの番組「THE KINGS PLACE」で彼らがナビゲーターを努めていたとき、Suchmos一押しの名盤を紹介するコーナー「Suchmos The Essence」があった。 そこで“死ぬほど聴いた”と紹介されていたのが、Samuel Pur…

シカゴの辣腕ブルースマンによるストーンズのカバー 「Chicago Plays The Stones」

The Rolling Stonesの音楽のベースにあるのは、言うまでもなくR&Bである。2016年にリリースした『Blue & Lonesome』は彼等が敬愛し尊敬するブルースのカバーアルバム。若きストーンズがバンドとしてのキャリアをスタートさせたロンドン西部にあるブリティッ…

私にとっての50代ナンバーワン女性アーティスト

J-POPの女性歌手に何故か50代が少なく、むしろ60代が元気。 ※2018年11月時点 竹内まりや 1955年生まれ/63歳矢野 顕子 1955年生まれ/63歳 松任谷由実 1954年生まれ/64歳中島みゆき 1952年生まれ/66歳 すごい顔ぶれ。いまもみな現役バリバリ。枯れた印象は…

仲井戸“CHABO”麗市が語るロックの深く濃いウンチク

仲井戸“CHABO”麗市さんがMCを務め、2015年に放送されていたBSジャパンの音楽バラエティ番組『ON THE ROCK!』ロックバーで熟年のロックファンが熱く語り合うというのがコンセプトだった。ゲストは述べ24人。Char、村上“ポンタ"秀一、金子マリ、鮎川誠らミュ…

JOY-POPS(村越弘明+土屋公平)Wrecking Ball JOY-POPS 35th Anniversary Tour

2000年に解散した “The Street Sliders”のデビュー35周年企画として、ハリーと蘭丸、つまり村越弘明と土屋公平がJOY-POPSとしてツアーを行った。 フロントマンだった二人が同じステージに立つのは何と18年振り。正直、もうないだろうと思っていたファンも多…

日本のロック・ミュージシャンによるT.Rex 追悼企画アルバム 吉井和哉、村越弘明らが参加

リリースは2017年9月。 生誕70年没後40年を迎えたマーク・ボラン追悼企画。 ぶっちゃけ、それほど売れるとも思えないが、よくリリースにこぎつけたものだ。 T.Rex Tribute ~Sitting Next To You~ presented by Rama Amoeba アーティスト: ROY (THE BAWDIES)…

ロック・レジェンドの50周年記念盤が次々と3 ジミ・ヘンドリックス『Electric Ladyland』50周年記念盤

日本盤はCD3枚+Blu-ray1枚ヴァージョン。CD1は、オリジナル・アナログテープからマスタリング・エンジニアのバーニー・グランドマンが新たにリマスタリングしたオリジナル・アルバムを収録。CD2は『At Last...The Beginning: The Making of Electric Ladyla…

ロック・レジェンドの50周年記念盤が次々と2 ストーンズ『Beggars Banquet』50thアニヴァーサリー・エディション

LP + 12インチ・シングル + ソノシートをセットしたアナログ版。アルバム本編はボブ・ラドウィックが新たにリマスター。それをアビイ・ロード・スタジオでラッカー盤にカットし、180g重量盤LPに収めています。12インチ・シングルには、ステレオ版とは大きく…

ロック・レジェンドの50周年記念盤が次々と1 『ザ・ビートルズ(ホワイト・アルバム)』

まず。『ザ・ビートルズ(ホワイト・アルバム)』50周年記念スーパー・デラックス・エディション。全曲の新ステレオ・ミックスと5.1サラウンド・ミックスに加えて、同時期にレコーディングされたデモ、同作のレコーディング時に残されたセッション・レコーデ…

ポール・マッカートニー in 名古屋 (セットリストあり)

名古屋駅に到着したところの映像。 あちこちに手を振りまくって、サービス精神旺盛です。 こちらが名古屋公演のセットリスト A Hard Day’s NightJunior’s FarmCan’t Buy Me LoveLetting GoWho CaresGot to Get You into My LifeCome On to MeLet Me Roll ItI…

アースシェイカーとMARCYとアン・ルイス

関西出身のハードロックバンド、アースシェイカー(EARTHSHAKER)が『THE STORY GOES ON』をリリース。1983年のメジャーデビューから35周年を記念しての作品だ。元メンバーのキーボードプレイヤー永川敏郎も全面参加している。 このバンドの持ち味である、キ…

アコギでビートルズの魅力を堪能できる2枚 告井延隆とアル・ディメオラ

アコギでビートルズを弾く--誰でも思いつく企画だが、作品化するのは難題である。生半可な内容では「ビートルズ?何をいまさら」とスルーされるのは明らかだからだ。その高いハードルを、ふわりと越えた作品が私見では2つある。サージェント・ツゲイズ・オ…

Charaの客演が光るLUCKY TAPES「dressing」

2014年6月に結成されたソウル色の濃いポップバンド。フジロックにも出演経験があり、ライブの生きの良さには定評がある。今年2018年のEP「22」でメジャーに進出。そして10月メジャー・デビュー・アルバム「dressing」をリリースした。洒脱で都会的な、つまり…

山下達郎 PERFORMANCE 2018 セットリスト

ツアーが終了したので、セットリストを記しておく。 会場によって若干違いがあったようだが、基本は以下の25曲。 1. SPARKLE2. 新(ネオ)・東京ラプソディー3. Blow4. MUSIC BOOK5. あしおと6. Windy Lady7. Down Town8. SOLID SLIDER9. REBORN10. Oh, Pretty…

イエモンが新曲「天道虫」配信、アルバム15枚のストリーミングもスタート

新曲「天道虫」は福本伸行原作の麻雀ドラマ『天 天和通りの快男児』の主題歌。主演は岸谷五朗。 ミュージックビデオは10月中旬に台湾の市場で撮影されたそうで、イエモンらしいスリリングで猥雑な映像に仕上がっている。 www.youtube.com また、本日(11月9…

エラ・メイとリサ・スタンスフィールド

エラ・メイの人気、知名度は日本では今一つだけれど、英米では旋風を巻き起こしている。もはや破格の勢い。 Instagramに投稿した動画が、音楽プロデューサーDJ Mustardの目にとまりデビューの道が拓かれたというシンデレラ・ガール。 で、昨年リリースしたシ…

シンガーソングライター玲里の父親は、日本屈指のキーボードプレイヤーである。

玲里は2011年にデビューアルバム「KISS AND FLY」を発表。 2018年9月19日に、セルフ・プロデュースアルバム第二弾となる、4thアルバム「Emotional Armor」をリリースした。 凛とした歌声、どこか懐かしさを感じるメロディが魅力。アレンジも多彩で飽きさせな…

“手数王”ドラマー菅沼孝三『Drum Paradise』 リリース

超高速かつ複雑な演奏で“手数王”の異名をとる菅沼孝三が、ドラマー活動50周年を記念したアルバム『Drum Paradise』をリリースした。 アルバム全体としては基本的にフュージョンなのだが、ハードロックやプログレ、ワールドミュージック的な側面もあり、飽き…

ROTH BART BARONのサードアルバム『HEX』リリース

ROTH BART BARON (ロット・バルト・バロン) は、三船雅也と中原鉄也による2人組のロック・ユニット。2014年、1st Album『ロットバルトバロンの氷河期』をアメリカ・フィラデルフィアで、2015年、2nd Album『ATOM』をカナダ・モントリオールでレコーディン…

宇多田ヒカルが、サプライズリリース!

宇多田ヒカルが、新進気鋭のアジアン・ラッパー3名をフィーチャリングしたシングル「Too Proud featuring XZT, Suboi, EK (L1 Remix)」をデジタル/ストリーミングでサプライズリリースした。 国内ツアー“Hikaru Utada Laughter in the Dark Tour 2018”スタ…

1985年、4つの「卒業」

斉藤由貴と菊池桃子。どちらも80年代を代表するアイドルであることはいうまでもない。 斉藤由貴のデビューは1985年2月。曲は「卒業」。詞は松本隆、曲は筒美京平という超ヒットメーカーの手による作品だ。 そして同年同月、菊池桃子も「卒業-GRADUATION-」を…

山本彩のソロの名曲「ヒトコト」

山本彩がNMB48を卒業し、同時にアイドル活動を辞め、今後はシンガーソングライターとしてステージに立つという。 もし「ソロ」としての彼女の力量に疑いを持つ人がいたら、このパフォーマンスを見て欲しい。彼女の自作曲ではないが、2016年10月26日にリリー…

忘れられつつあるマドンナの名バラード「This Used To Be My Playground」

「This Used To Be My Playground」は1992年6月にリリース。 マドンナの情感豊かな歌声が素晴らしい珠玉のバラードで、見事ビルボードの1位を記録した。 このシングルのリリース後、10月にアルバム「EROTICA」が発表されたのだが、なぜかそこには収録されず…

リスナーが選んだ西城秀樹ベスト10

2018年8月16日、NHK FMでオンエアされた『今日は一日“ヒデキ!ありがとう”三昧』が実に濃かった。 改めて歌手としての力量と、人間としての魅力を知らされた。 ※写真は同番組のTwitterより MCのクリス松村さんの博識ぶりは半端なく、今では入手の難しいライ…

橋本良亮(A.B.C-Z)が選んだ aiko「カブトムシ」

2018年7月14日に放送されたTBS『音楽の日』8回目となった今年のテーマは「アノ日の歌」人生の節目を迎えたそのときに心に残った歌、ということですね。 橋本良亮(A.B.C-Z)が選んだのは aiko「カブトムシ」【コメント要約】携帯のプレイヤーを開いた瞬間に…

きゃりーぱみゅぱみゅが選んだ チャットモンチー「恋愛スピリッツ」

2018年7月14日に放送されたTBS『音楽の日』8回目となった今年のテーマは「アノ日の歌」人生の節目を迎えたそのときに心に残った歌、ということですね。 きゃりーぱみゅぱみゅが選んだのはチャットモンチー「恋愛スピリッツ」 【コメント要約】親友に好きな人…

LiSAが選んだ SPEED「STEADY」

2018年7月14日に放送されたTBS『音楽の日』8回目となった今年のテーマは「アノ日の歌」人生の節目を迎えたそのときに心に残った歌、ということですね。 LiSAが選んだのはSPEEDの「STEADY」 【コメント要約】この曲がなかったら歌を歌うという覚悟をしなかっ…

「ボヘミアン・ラプソディ」このカバーがすごいぞ!

故フレディ・マーキュリーを描いたクイーンの伝記映画「ボヘミアン・ラプソディ」が11月より全国公開。 そのテーマ曲であり、クイーンの代表曲でもある「ボヘミアン・ラプソディ」は、たいへん複雑な構成の曲なのだが、結構カバーが多い。 オーケストラから…